「競輪が大好き」神山雄一郎、涙の引退会見 | More CADENCE – 自転車トラック競技/ロードレース/競輪ニュース

12月24日、神山雄一郎が会見を行い引退を発表した。

12月23日のレースであげた勝利を含め通算909勝、G1通算16勝、16度のグランプリ出場など、数々の偉業を成し遂げてきたレジェンドによる会見。急遽の発表だったが、会見場には多くの取材陣が詰めかけた。

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競輪選手を引退する決意をしました

「私、神山雄一郎は、昨日まで走っていた取手競輪を最後に、競輪選手を引退する決意をしました。本当にありがとうございました」

会見場に現れた神山雄一郎の口から語られたのは、「引退」の2文字。

目に涙を浮かべながら、同僚の競輪選手やJKAの職員、ファン、競輪場のスタッフほか、これまで支えてくれたすべての方への感謝を語る。

競輪が大好き

橋本聖子氏からのビデオメッセージや、妻からの手紙が代読されたのち、神山自身の口から引退への思いを語り進む会見のなかで繰り返されたのは、「競輪が大好き」という言葉。「許されるならば一生続けたかった」とも語った。

大きく言葉を詰まらせたのは、中盤で記者から寄せられた「長い現役生活のなかで、強いと思った競輪選手は?」という質問。

「数え切れないくらいいます。競輪選手はみんな……魅力的な選手がたくさんいます。みんな素晴らしくて……ただ、やっぱり同世代の吉岡選手は勝手にライバルとして頭のなかにずっといました。吉岡稔真選手に認められたくて……ずっと頑張ってきました。

そんな魅力的な仲間たちが、ライバルである僕を応援してくれたり、引退に際して声をかけてくれたり。本当に、競輪っていいなと思いました。仲間たちは、本当に財産だと思っています」

競輪を愛するレジェンドによる、すべての競輪選手に向けた言葉に涙を流す関係者・記者たちも多く、いかに神山雄一郎と存在が大きかったのかをあらためて印象付ける会見となった。

会見の詳細な模様は、別途記事にて公開予定だ。

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