ギータクロースがやってきた! ソフトバンクの柳田悠岐外野手が23日、福岡市のNPO法人「SOS子どもの村JAPAN」が運営する「子どもの村福岡」(同市)を訪問。家族と暮らせない子どもたちを支援する同法人に寄付金を贈呈した。
子どもたちとのドッジボールでも真剣な表情なギータ。今年の寄付額はレギュラーシーズン4本塁打、日本シリーズ1本塁打の計5本塁打×15万円の75万円。右太もも裏肉離れで約4か月を棒に振った影響で、レギュラーシーズンのアーチはルーキーイヤーの11年(0本塁打)以来の低調な数となり「結果がダメで寄付も残念な数字になった」と反省。それでも「少しでも力になりたい。未来のある子どもたちです。(運営のためにも)もっと打たないと。1本でも多く」と気合を込めた。
18年から支援、訪問を初めて7年目(コロナ禍の20年度はビデオメッセージ)。ギータをきっかけに野球を始める子どもも現れた。「もちろん野球はやってほしい。でも人それぞれやりたいことはある。やりたいことを思い切りやれるように力になりたい」。ひとり一人にクリスマスプレゼントを手渡すと、柔和な表情で子どもたちの質問に答えた。
―ソフトバンクホークスのどの選手が好きですか?
「ええ~っと、周東選手。カッコいいですよね」
―柳田選手が大好きです!
(目を細めて拍手)
―好きな色は何ですか?
「(即答で)赤です」
―何県に住んでるんですか?
「福岡県福岡市です。(みんなと)一緒一緒」
―好きな女性の名前は?
「(別の子の「奥さんいるの?」の問いに)おるよ。子どももおるよ。(「好きな女性の名前」を質問した子どもに)何歳? 9歳か。ウチの子どもと一緒。ウチは9歳、5歳、3歳」
(子どもたちに逆質問)「何がほしい?」(ポケモンカードという答えに)「ポケカ買ってくりゃ良かったな…」
好きな色は「赤です」と食い気味に答えるあたり、広島人の血はいかんともしがたいギータ。子どもたちにはポケカは入ってないが、自身のグッズをたっぷり詰め込んだプレゼントを手渡した。「来年はポケカ買ってきます」と頭をかいた。