取材に応じる自民党捕鯨対策特別委員会の鶴保庸介委員長(手前)ら=20日午後、党本部(奥原慎平撮影)
自民党「捕鯨対策特別委員会」の鶴保庸介委員長らは24日、林芳正官房長官と官邸で面会し、海上保安庁が国際手配していた反捕鯨団体「シー・シェパード」創設者、ポール・ワトソン容疑者をデンマーク政府が釈放したことを受け、同国との「今後の二国間関係への影響」の検証を求める決議を申し入れた。 【写真】パリで支援団体代表とともに記者会見するポール・ワトソン容疑者 決議では、デンマーク政府が日本からの容疑者引き渡し要求を拒否し、釈放した対応について「わが国の法と証拠に基づいて行った対応を否定するものであり、断じて許すことはできない」と批判。同国への働きかけが適切であったかの検証や、関係国に対する身柄拘束の働きかけを強化することも求めた。 林氏は「デンマーク側の決定は全く受け入れられない。極めて遺憾だ」と応じ、決議を踏まえて政府としての対応を検討していく考えを示した。
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