将棋会館最後の日 最後の女流対局終わる 室谷女流三段「思い出とともに」 – スポーツ報知

1976年から半世紀近くにわたり、名勝負を繰り広げた東京都渋谷区千駄ケ谷にある将棋会館が幕を閉じる。23日、会館で最後の対局が行われている。老朽化が進み、現地からほど近い複合ビルに移転。年明けからは新会館で対局が行われる。

同会館で行われる女流棋戦としては最後の対局となった第52期女流名人戦予選では宮澤紗希女流1級が室谷由紀女流三段を破った。

宮澤は「最後に勝ててよかったです。今までこの会館でたくさん将棋を指してきた。今回(日本将棋連盟の)100周年の節目に新会館に移転するということで、新会館になってもがんばっていきたい」と話した。

関西出身の室谷は小学生の頃初めて同会館に訪れたという。「東京タワーを見に行って、会館に来てみたいな感じだったかな。大会に出て道場でも将棋を指した記憶があります」と振り返り、「まず、会館に『ありがとうございました』という思いが一番ですね。跡形なくなくなってしまうのは、さみしいですが、いろんな思い出とともに新たな歴史を刻んでその歴史の1ページの中に私も入れるようにがんばっていきたいなと思います」としみじみと語った。

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