冷蔵庫に好物を入れておいたら、知らない間に家族に食べられてしまった――。そんな経験はありませんか。一見ささいな出来事のように思えますが、食べられた側にとっては怒りやモヤモヤを抱えてしまうことになりかねません。読売新聞が運営する掲示板サイト「発言小町」にも、「楽しみにしてたケーキを食べられてしまった」と題した投稿が寄せられました。
ケーキの約3分の1が食べられていた
トピ主の「あい」さんは、母親と一緒にスーパーに行った際に、小さめのホールを半分にカットしたケーキを買ってもらいました。トピ主さんがずっと取り組んでいた問題が解決したので、そのお祝いだったそう。母親も自分が食べる分のケーキを買い、「それはあんたが食べや」と言ってくれたといいます。
ところが、数日後のある朝、母に「ごめん、少し食べちゃった」と明かされました。ケーキを見ると、3分の1ほど食べられていたそうです。「1人分にしては量が多いし、お金は母が出しているんですが、正直かなりがっかりで。これで怒るのって器が小さいでしょうか?」と発言小町に問いかけました。
この投稿には、80件を超えるレス(反響)が寄せられました。
「楽しみにしていた贅沢な時間まで無駄にされたような気がして、すごく残念に思ってしまうのはとてもよくわかります。食い意地とは別の話だと思います」と、トピ主さんに同情するのは「うんうん」さん。「あび」さんは「楽しみにしていた分、がっかりですね。お母さんがお金を出したかもしれないけど、『あんた食べや』って言ったのですから、お母さんが悪い」と言い切ります。「お豆さん」も「『ちょっともらっていい?』と聞かれたなら気持ちよく『いいよ』と答えますが、自分が手をつけてもいないうちに勝手に食べられて残飯状態にされていたら腹が立ちます」とつづりました。
一方で、トピ主さんの母親の肩を持つ人も。「どらこ」さんは「ケーキぐらいで(トピ主さんの器が)小さいなって思う。お客さん用に買ってあるもの以外、あれば食べます。なぜならお店にいつでもあるから」とコメントしました。「お疲れ様です。」さんは「おかんも頑張って、3分の1で我慢しているから許せる。これが全部食べられていたら、激怒するけどね」と、娘のために残しておいた母の気持ちに寄り添います。「ラッキー」さんも「ケーキはお母さんが買ったのですよね。だったらお母さんの好意。この状況で怒るのは中学生くらいまでじゃないですか」と、不満を表すトピ主さんをたしなめました。
このように、「あんた食べや」と言ったにもかかわらず、トピ主さんに断りなく先にケーキに手をつけた母親に対して批判的な人と、ケーキの代金は母親が支払っており、3分の2はトピ主さんのために残していることなどから、母親の行為を容認する人に分かれました。