内で粘るエンテレケイア(右)をゴール前で差し切りゴールドCを制したアウストロと秋元耕成騎手(中央)
<ゴールドカップ>◇24日=浦和◇S1◇ダート1400メートル◇3歳上◇出走10頭◇1着賞金3100万円 5番人気のアウストロがゴール前差し切りを決め、重賞初挑戦でS1タイトルを手にした。小沢宏次調教師(53)はこのレース初制覇。秋元耕成騎手(44)は益田時代に制した02年日本海特別以来、実に22年振りの重賞制覇となった。 強豪ひしめく一戦も、伸び盛り4歳の勢いが勝った。道中は前を見ながら外4番手。直線に入って先行勢を捉え始めると、最後は押し切りを図ったエンテレケイアも首差かわした。秋元騎手は昨年6月から10戦連続の手綱。「馬に助けられて勝てました。まだ少し難しいところがあるので、少しずつ改善していけたら」と馬に感謝し、さらなる成長に期待する。小沢師は「ちょっと声が出てしまいました。ジョッキーにもお世話になっているので、感極まって。よく乗ってくれたし、よく追ってくれた」。殊勲の鞍上を何度も何度もたたえた。馬はこれで3連勝。階段を上がり続ける浦和期待の星が、来年も南関東を盛り上げる。【渡辺嘉朗】 ■アウストロ ▽父 ダノンレジェンド▽母 キーチケット(ダンカーク)▽牡4▽馬主 迎徹▽調教師 小沢宏次(浦和)▽生産者 鵜木唯義(北海道浦河町)▽戦績 16戦9勝▽総獲得賞金 6298万5000円▽馬名の由来 南風(伊) ●勝負服 <エンテレケイア=2着>吉原騎手 外枠で行き切るのに大変でしたけど、走りは良くて、充実している感じ。最後はさすがに止まったけど、よく走れているとは思います。 <サヨノグローリー=3着>本橋騎手 考え得る中で一番うまくいったけど、1コーナーでポジションを取りにいった時に若干かんでいるので、ミスしたとすればそこ。賢くて競馬がうまいから乗りやすい。 <スマイルウィ=4着>矢野騎手 今日はよく頑張った4着という感じ。間隔が空いた分かな。年齢も年齢なので、ズブくなってきていたり、反応の鈍さは出てきているので…。 <シーサーペント=5着>御神本騎手 重賞はまだ2回目だけど、スタートも速いし、重賞を取るのは時間の問題じゃないかな。さすがの仕上げですよ。
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