ソフトバンク・尾形崇斗投手が4日、みずほペイペイ内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円増の1400万円でサインした(金額は推定)。「プレーオフ(ポストシーズン)で数多く投げたことを評価していただいた」。今季は右肩のコンディション不良で出遅れて、レギュラーシーズンは12試合2勝0敗、防御率2・31にとどまったが、クライマックス・シリーズで3試合中1試合、日本シリーズで6試合中4試合に登板したことが昇給につながった。
球団には、変わった要望を伝えた。「球団の(ウェートトレーニング室の)ダンベルは10キロから40キロは(複数あって)両手で持てる。でも42~50キロは1個しかない。自分、ブルガリアン・スクワット(一方の足を後方のイスなど高い位置に置いて行うスクワット)やるんで両手に(同じ重さのダンベルを)持つんですが、もう1つずつ増やしてほしいと」
それを三笠GMに伝えたところ、
「爆笑でした」。
それもこれも「フォーシームが1、2マイル上がって平均97マイルになるフィジカル」をつくるために必要なもの。同GMも「前向きに検討する」と応えたという。これくらいの投資なら、球団にとってお安いご用だろう。