【RIZIN】クレベル・コイケが鈴木千裕から王座奪回「今年息子が生まれた、神様ありがとう」(日刊スポーツ)|dメニューニュース

新チャンピオンとなったクレベル・コイケ(右)は鈴木千裕の健闘を称える(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN:DECADE大会>◇31日◇埼玉・さいたまスーパーアリーナ

後半パート「RIZIN49」のメインイベント(第14試合)でフェザー級王座戦(MMAルール5分3R、66キロ)が行われ、挑戦者クレベル・コイケ(35=ブラジル/ボンサイ柔術)が判定3−0で王者・鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)を下して王座に返り咲いた。鈴木は2度目の防衛に失敗した。

クレベルは1R終盤から鈴木をグラウンドに引きずり込み、その後は2R、3Rと鈴木をテイクダウンして削り続けた。3Rは下から三角絞め、腕ひしぎ逆十字固めを狙い、極めきることはできなかったが、最後はマウントポジションから渾身(こんしん)のパウンドを落とし続けた。

判定で勝利したクレベルはリング上で、生まれたばかりの息子を抱き上げ「今日はありがとう神様! 一番大事なのはベルトじゃない。この子が一番大事。今年息子が生まれた。神様ありがとうございました」と話して涙を流した。そして相手の鈴木に「千裕! お前ブンダモーリー(臆病者)じゃないな。あなた強いじゃん。今日良い試合ありがとうございました!」と感謝した。

2人が前回対戦したのは、クレベルが王者だった昨年6月。その時はクレベルが体重を超過して王座を剥奪された。試合自体は行われ、クレベルが1R2分59秒に腕ひしぎ逆十字固めで一本勝ちしたが、規定でノーコンテストになるという後味の悪い結果に終わった。それがこの日は2人が死力を尽くした24年ベストバウトとも言える好勝負となった。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *