ラッコの「リロ」死ぬ 国内の水族館のラッコ3頭のうち1頭|NHK 福岡のニュース

国内の水族館に3頭しかいないラッコのうちの1頭で、福岡市の水族館で飼育され人気を集めてきた「リロ」が、4日死にました。 死んだのは、福岡市東区にある水族館「マリンワールド海の中道」で飼育されていた17歳のオスのラッコ、「リロ」です。 国内の水族館に3頭しかいないラッコのうち、唯一のオスでしたが、12月27日から時折、エサを食べないなどの体調不良が見られたため、治療を続けたもののけさ7時すぎに死にました。 「リロ」は人間に例えると、70歳から80歳ぐらいの高齢だったということです。 「リロ」は2007年に和歌山県で生まれ、2012年にマリンワールド海の中道に来て以来、繁殖にも取り組みましたが子どもが生まれてまもなく死ぬなどして成功はしませんでした。 頭に浮き輪のような輪っかをはめるしぐさが人気で、やさしくて紳士的な性格から“イケてるおじさん”の意味で“イケおじラッコ”とも呼ばれてきました。 また2022年のサッカーワールドカップの際には日本戦の勝敗を予想するなど、人気を集めてきました。 水族館によりますと、国内で飼育されているラッコは、1994年の122頭をピークに減少し、リロが死んだことで国内で飼育中のラッコは三重県の鳥羽水族館のメスの2頭のみになりました。

ページの先頭へ戻る

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *