北朝鮮が中距離弾道ミサイル 日本海に落下、昨年11月以来:時事ドットコム

時事通信 外信部2025年01月06日16時21分配信

北朝鮮国旗(AFP時事)

【ソウル時事】韓国軍によると、北朝鮮は6日正午(日本時間同)ごろ、平壌一帯から日本海に中距離とみられる弾道ミサイル1発を発射した。日本の防衛省も、北朝鮮内陸部から少なくとも1発の弾道ミサイルが北東方向に発射されたと発表した。日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。

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防衛省によれば、ミサイルの最高高度は100キロ程度で約1100キロ程度飛行した。北朝鮮による弾道ミサイル発射は、昨年11月5日に短距離弾数発を撃って以来で、今年初めて。同日投開票された米大統領選後、北朝鮮は弾道ミサイルによる挑発を控えていたが、今月20日のトランプ政権発足を前に軍事力を示し、けん制した格好だ。

訪韓したブリンケン米国務長官は6日、趙兌烈外相と会談し、北朝鮮問題などについて議論。ミサイルは会談が行われている最中に撃たれ、北朝鮮がタイミングを合わせた可能性もありそうだ。

また、韓国の尹錫悦大統領が12月3日に「非常戒厳」を宣言して以降、北朝鮮がミサイルを発射するのは初めて。国政が混乱を極める韓国の対応を試す意図もあったとみられる。

日米韓の北朝鮮担当高官は電話で協議し、「地域および国際社会の平和と安全を脅かす」と北朝鮮を非難。3カ国の連携を改めて確認した。防衛省によると、航空機や船舶への被害は確認されていない。日本政府は外交ルートを通じ抗議した。

最終更新:2025年01月06日16時21分

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