北朝鮮が中距離弾道弾を発射 日本海側へ、EEZ外に落下か|秋田魁新報電子版

2025年1月6日 12時12分 掲載 2025年1月6日 13時39分 更新

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(タス=共同)

【ソウル共同】韓国軍合同参謀本部は6日、北朝鮮が同日正午(日本時間同)ごろ、首都平壌付近から中距離級弾道ミサイルと推定される飛翔体1発を日本海側へ発射したと明らかにした。日本政府関係者によると、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。被害情報はない。北朝鮮の弾道ミサイル発射は昨年11月5日以来。 米国で今月20日にトランプ次期大統領が就任するのを前に、ミサイル開発を進めていることをアピールする狙いもありそうだ。中距離級は主に米領グアムなどを標的とし、日本全土も射程に収めるとみられる。 石破茂首相は、情報収集と分析に全力を挙げ、国民に的確な情報を提供し、航空機と船舶の安全確認を徹底するよう関係省庁に指示。中谷元・防衛相は「詳しい情報は逐次収集し、分析したい」と訪問先のインドネシアで記者団に述べた。

北朝鮮メディアは昨年12月末、朝鮮労働党の中央委員会拡大総会で、金正恩党総書記が米国に「最も強硬な対応戦略」を取る方針を示したと伝え、対米外交で譲歩しない姿勢を鮮明にしていた。

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