復路でも青山学院大の優位は揺るがず、シード権争いは大混戦

一斉に芦ノ湖ををスタートする選手たち(昨年の第100回箱根駅伝で)

2日の箱根駅伝往路は、青学大が2年連続で制した。3区終了時では3位だったが、4区太田(4年)と5区若林(同)が連続区間賞で、一つずつ順位を上げて逆転勝ち。若林は区間新記録を樹立した。中大は1区吉居(3年)に加え、3区本間(2年)も区間賞を獲得し、2位に食い込んだ。5区工藤(2年)が3人を抜いた早大が3位。大学駅伝3冠を目指す国学院大は6位だった。2区で東京国際大のエティーリ(2年)が区間新をマークし、創価大の吉田響(4年)、青学大の黒田朝(3年)も従来の区間記録を上回った。

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3日の復路でも、青学大の優位は揺るがない。前回大会で6区の野村昭夢(4年)は区間2位、8区の塩出翔太(3年)は区間賞を獲得しており、経験者がそろう布陣は安定感がある。

中大は6区で前回5位の浦田優斗(4年)が、どこまで青学大に迫れるか。個々の潜在能力では青学大に劣らないものを持つだけに、いかに先頭へ重圧をかけ続けられるかが逆転の必須条件となる。

駒大も6区で前々回区間賞の伊藤蒼唯(3年)の出だしが鍵となる。

7分26秒差の8位でスタートする立大から、10分後に繰り上げスタートする15位の山梨学院大まで、約2分半の間に8チームがひしめいており、シード権争いも激しくなりそうだ。

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