球団史上7人目の1億円昇給 「ひとつ目標を達成」DeNA・東克樹の年俸が2年で8倍 – スポーツ報知

DeNAの東克樹投手(29)が2日、横浜市内の球団事務所で1億500万円アップの2億1000万円(金額は推定)でサインした。球団史上7人目の1億円以上の昇給。22年オフの契約更改で2610万円だったが、2年で8倍となった。「評価していただきました。ひとつ目標を達成できた」と笑顔。今季、ポストシーズンを合わせて194イニングを投げた左腕は「先発として長いイニングを投げることが役割だと思っている」とエースの自覚を固め、200イニング達成を来季の目標に定めた。

大黒柱として支えた。今季はチームトップの13勝(4敗)をマーク。CS初戦で先発するも、打席中に左太もも裏肉離れを発症。1軍に同行しながらリハビリを重ね、0勝2敗で迎えた日本シリーズ第3戦で先発し、白星をつかんだ。ここから流れが変わり、チームは4連勝で26年ぶりの日本一を達成した。2年連続で170イニング以上を投げ、疲労が蓄積しているが向上心は忘れず「どういったことをしながらシーズンを進めていったら、けがなく長いイニング投げられるかが分かってきた部分がある。それを踏まえながら、来シーズンもやっていきたい」と来季のフル回転を誓った。

オフは単身で地元・名古屋で自主トレを行う。日本シリーズ後のメディカルチェックで肉離れが癒えていないと診断されたため、トレーニングをしつつ体の治療にも充てる。「役割を果たすこと。けがなく一年間しっかり投げること。あとは、現状に満足せず進化し続けられることが大事」。今季は下克上日本一を達成したが、シーズンは3位。エースが27年ぶりのリーグVへ視線を定めた。(内藤 菜月)

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