箱根駅伝 往路【速報予定】国学院大 青山学院大が優勝争い軸か | NHK

正月恒例「箱根駅伝」の往路がこのあと午前8時にスタートします。初の大学駅伝三冠をねらう国学院大、連覇を目指す青山学院大、2大会ぶりの総合優勝を駒沢大を軸に優勝争いが展開される見通しです。

レースの最新情報を速報でお伝えする予定です。

NHKではラジオ第一で中継予定です。

▽1区(21.3km)大手町~鶴見

レースの流れを大きく左右する重要な区間でもあるため、チーム屈指のスピードランナーが登場し、慎重な駆け引きが続く。勝負のポイントは、平坦で直線的なコースが長く続いたあとの17km過ぎの六郷橋。

▽2区(23.1km)鶴見~戸塚距離が長く、中盤の13kmからは「権太坂」、ラスト3kmには上り下りの繰り返しが待ち受け、体力、精神力、勝負勘、全てが求められる。各校のエースがそろい「花の2区」とも呼ばれる。攻略が難しいと言われていて、記録的な「ゴボウ抜き」が見られるのも、この区間。

▽3区(21.4km)戸塚~平塚

前半に約9kmの緩やかな下り坂が続く。街を抜けて11kmを過ぎ134号線に出ると、正面に富士山、左側に相模湾を臨む箱根駅伝の中で一番の景勝地へ。時として強い向かい風が選手の行く手を阻む。

▽4区(20.9km)平塚~小田原

平地区間では一番短いが、往路の終盤に向けて重要な区間。5区に良い位置でつなぐために、集団から遅れていても1人でペースを刻むことが要求される。93回大会からコースの延長によって、最後の約3kmで緩やかな上りをむかえる。

▽5区(20.8km)小田原~箱根・芦ノ湖駐車場入口

最高点の標高約874mまでを一気に駆け上る。20.8kmという距離だけではまったく予想のつかないコース。16.2kmの最高地点を過ぎると19km過ぎの箱根神社大鳥居まで、今度は一転して下り。ここでの走りの切り替えがゴールタイムを左右する大きなポイントに。

▽6区(20.8km)箱根・芦ノ湖駐車場入口~小田原最初の4kmを上ってから一気に下りに。カーブが急でスピードも速いため、コース取りが重要。足への負担も大きく、下りで飛ばしすぎると残り3kmが苦しく、ペース配分がカギとなる。朝の箱根山中は冷え込みが厳しく、思わぬ腹痛やけいれんに見舞われることも。

▽7区(21.3km)小田原~平塚

9キロ過ぎから小さなアップダウンが続き、ペースがつかみにくく走りにくいコース。山おろしの風で冷え込み、太陽が高くなるにつれて正面からの陽射しが強くなるため、気温の変化が一番大きく、油断すると思わぬ失速が。

▽8区(21.4km)平塚~戸塚

追い風が吹くと選手と追い風が同じスピードになって無風の中走ることとなり、体感温度がさらに上がって選手たちの体力を奪う。湘南新道に入ってからの、アップダウンを含む9kmにわたる上り坂が、上昇する気温とともにボディーブローのように選手を苦しめる。

▽9区(23.1km)戸塚~鶴見

優勝争い、シード権争いの大逆転の舞台となることもあり、鶴見中継所では幾多ものドラマが生まれる。各チームの最終目標に向けて攻めか抑えかの戦略が展開される。繰り上げスタート(1位から20分以上遅れた場合)を避けようとする選手の姿も見られる。

▽10区(23.0km)鶴見~大手町

大歓声の声援を受けながら、中央通り、日本橋を抜け、仲間が待つフィニッシュへ。「ここまで、みんなが頑張ってきたのだから」という気負いと気温の上昇により、思わぬアクシデント、逆転劇が起こることも多い最終区間。シード権をめぐる争いは年々激しさを増している。

101回目を迎える箱根駅伝にはオープン参加の関東学生連合を含む21チームが出場し、2日に往路、3日に復路が行われます。往路は東京・大手町から神奈川県箱根町までの5区間、107.5キロのコースで争われます。

国学院大は今季 大学駅伝で二冠

ことしの注目は今シーズン、出雲全日本大学選抜駅伝と全日本大学駅伝を制し、初の大学駅伝三冠をねらう国学院大です。前田康弘監督は総合優勝を目標に掲げたうえで「歴史を変える挑戦をする。復路が勝負だ。最近の大会は、往路に速い選手を集めてリードを奪い、そのまま逃げ切るチームが多いが、それを覆すレースをしたい」と話しています。

去年 総合優勝の青山学院大 原監督

これに対するのが2年連続の総合優勝を目指す青山学院大です。原晋監督は恒例となっている作戦名を『あいたいね大作戦』とし「大手町のフィニッシュでチーム全体で笑顔で会いたいし ファンの皆様と笑顔で喜び合いたい。優勝するといろいろな出会いがあり、スポーツ界や経済界など、思ってもみなかった方々と会える」と話しています。

さらに今シーズンの大学駅伝でともに国学院大に次ぐ2位に入った駒沢大は2大会ぶりの総合優勝を目指します。この3校を軸に優勝争いが展開される見通しです。

◆出雲全日本大学選抜駅伝(2024年10月)▽優勝.国学院大▽2位.駒沢大▽3位.青山学院大◆全日本大学駅伝(2024年11月)

▽優勝.国学院大▽2位.駒沢大▽3位.青山学院大

【シード校(前年 上位10校)】▽1青山学院大 ▽2駒沢大 ▽3城西大 ▽4東洋大 ▽5国学院大▽6法政大▽7早稲田大▽8創価大▽9帝京大▽10大東文化大

【予選会通過(10校)】

▽11立教大▽12専修大▽13山梨学院大▽14日体大▽15中央学院大▽16中央大▽17日大▽18東京国際大▽19神奈川大▽20順天堂大

【オープン参加】

▽21関東学生連合

▽2024年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)

▽2023年 駒沢大(駒沢大/駒沢大)

▽2022年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)

▽2021年 駒沢大(創価大/青山学院大)

▽2020年 青山学院大(青山学院大/東海大)

▽2019年 東海大(東洋大/青山学院大)

▽2018年 青山学院大(東洋大/青山学院大)

▽2017年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)

▽2016年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)

▽2015年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)

▽2014年 東洋大(東洋大/東洋大)

▽2013年 日体大(日体大/駒沢大)

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