阿部一二三と令和ロマンの合わせ技一本 序盤は〝笑ってはいけない〟的な「M−1」記者室も今回は違った/芸能ショナイ業務話(サンケイスポーツ)|dメニューニュース

「M-1」で連覇を達成した令和ロマンの左から高比良くるま、松井ケムリ

12月22日に行われた漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2024」の決勝では令和ロマンが史上初の連覇を達成した。

毎年、報道陣は生中継する東京・六本木のテレビ朝日に用意された記者室でモニターをみながら決勝をチェック。部屋の雰囲気は速報記事や翌日の紙面記事の作成でカタカタとパソコンをたたく音が響き、なかなか笑いにくい状況が続くのが通例で、10組のネタが進むうちに徐々に笑いが起きてくるのがパターンだ。

ただ、今年はパリ五輪の柔道男子で連覇を達成した阿部一二三(27)のくじ引きで、令和ロマンが優勝した昨年と同じネタ順のトップバッターに決定。阿部が「令和ロマンをみたい」と言った直後のくじ引きだったこともあり、記者室も「おぉ〜」とどよめきが起きた。その令和ロマンは五十音順でクラスの席順を決める〝あるあるネタ〟でテンポの良いじゃべくり漫才を披露。どよめきの余韻も重なり、今年は1組目から記者室に笑い声が響いた。

例年、序盤は何となく〝笑ってはいけない〟的な雰囲気の記者室。1組目から笑える状況になるとネタも楽しみながら見られる余裕も生まれた。阿部と令和ロマンの〝合わせ技一本〟の効果で、一気に漫才の世界観に引き込まれたM−1だった。(山内倫貴)

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