第101回箱根駅伝 大会新記録で連覇を決め、胴上げされる青学大アンカーの小河原陽琉=3日、東京・大手町(代表撮影)
第101回東京箱根間往復大学駅伝最終日は3日、神奈川県箱根町から東京・大手町までの復路5区間、109・6キロに関東の20校とオープン参加の関東学生連合を加えた21チームが参加して行われ、青学大が10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。優勝回数は駒大に並び、史上6位タイとなった。
11度目の復路優勝を果たした駒大が2分48秒差の2位で、大学駅伝3冠に挑んだ国学院大が3位。早大が4位で続き、往路2位の中大は5位だった。
往路首位の青学大は6区の野村昭夢が区間新記録の快走で突き放した。8区の塩出翔太も区間賞を獲得するなど各区間で大崩れせず、往路4位から追い上げた駒大を振り切った。
6位以下は城西大、創価大、東京国際大、東洋大と続き、10位の帝京大までが来年のシード権を獲得した。7秒差の11位は順大だった。
初代「大会MVP」は野村 従来の記録30秒塗り替え
初代「大会MVP」には、山下りの6区で区間新記録をマークした青学大の野村が選ばれた。全チーム対象の最優秀選手との同時受賞で「どちらかは取りたいなと思っていたので非常にうれしい」と笑顔を見せた。
従来の記録を30秒塗り替え、初の56分台突入。仲間がシューズに書き込んだ「転がり落ちろ」のメッセージを体現するかのように、一気に箱根の急坂を駆け降りた。卒業後は実業団で競技を続ける予定で「このスピードを生かしてトラック、5000メートルを中心に勝負していきたい」と語った。
青学大が2年連続往路V、冷静追走で逆転 写真でつなぐ箱根駅伝
箱根町=小田原
6区の山道を駆け降りる青学大・野村昭夢=神奈川県(代表撮影)
小田原-平塚
7区で海を背に力走する青学大・白石光星=神奈川県(代表撮影)
平塚-戸塚
8区を力走する青山学院大・塩出翔太=神奈川県茅ヶ崎市(撮影・岡田亮二)
戸塚-鶴見
9区で沿道からの声援を受ける青学大・田中悠登=神奈川県(代表撮影)
鶴見-大手町
10区で増上寺前を通過する青学大アンカーの小河原陽琉(代表撮影)