箱根駅伝3日、山下りの 6区 (芦ノ湖~小田原中継所=20・8キロ)で復路がスタートした。
箱根駅伝復路【速報中】6区・青学大の野村昭夢が区間新、初の56分台…2位中大と3分50秒差
スタートする青学大・野村昭夢(3日)=須藤菜々子撮影
2連覇を目指す 青山学院大 は前回6区で区間2位だった 野村昭夢 (4年)を再び起用、昨年同様午前8時に先頭でスタートを切った。
2位 中央大 の 浦田優斗 も2年連続の6区登場。前回区間5位だった4年生は1分47秒後に野村の後を追いかけた。さらに42秒後に3位 早稲田大 の 山崎一吹 (2年)が続く。
2年ぶりの王座奪還を目指す 駒沢大 は1年時に6区区間賞の実績がある 伊藤 蒼唯(あおい) (3年)。前日の山登りで青山学院大とのタイム差は1分11秒開き、計3分16秒遅れ。伊藤が下りでどこまで詰められるか。
続いて往路5位の創価大がスタート。前回6区で青山学院大・野村に次ぐ区間3位だった 川上翔太 (2年)に託す。
青山学院大から5分25秒遅れでスタートしたのが箱根初制覇と6校目の大学駅伝3冠を目指す 国学院大 。 嘉数純平 (3年)は昨年11月の全日本1区で野村と競り合い、1秒上回って区間2位だった。
往路8位で、63年ぶりのシード権獲得を目指す 立教大 は、前回6区で区間11位の 原田颯大 (2年)。
往路で青山学院大から10分以上差がついた15位・山梨学院大以降は一斉スタートになった。
【経過】
青山学院大 の 野村 は好調な出足。4・8キロの芦之湯で、2位 中央大 の 浦田 との差を20秒広げた。トータルで2分7秒差になった。
9キロの小涌園前、野村と浦田のタイム差は2分54秒に拡大。3位 早稲田大 、4位 駒沢大 も通過。 国学院大 ・ 嘉数 は 城西大・小林 に抜かれ7位に後退。
11・9キロ付近、駒沢大・伊藤が早稲田大・山崎を抜き3位に浮上。
野村は軽快なリズムで山を下り続けている。13・4キロの大平台で2位浦田との差を3分20秒に広げた。
15・7キロ付近、早稲田大・山崎が盛り返し、伊藤との3位争いが激しくなっている。
17キロの函嶺洞門、野村は2位中央大との差をさらに18秒広げた。計3分38秒差に。
18キロ過ぎ、3位争いは駒沢大・伊藤に軍配が上がった。
小田原中継所、野村がトップでたすきをつないで倒れ込んだ。タイムは56分48秒で区間記録を更新した。中央大には3分49秒差つけた。
駒大・伊藤も快走。2位中央大に18秒差まで迫って、7区についないだ。
4位に早稲田大、5位に創価大。6位に城西大。国学院大は7位。
◆6区の区間記録
館沢亨次(20年・東海大)57分17秒