鷹に移籍の鍬原は引退、岸田はリーグ1位の盗塁阻止率
巨人は今季、77勝59敗7分けでリーグ優勝。捕手では2017年ドラフト2位の岸田行倫捕手がチーム最多の72試合に先発し、4年ぶり頂点への原動力になった。ここでは同年、巨人にドラフト指名された選手の現在地を検証する。
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28歳の岸田は報徳学園から大阪ガスを経て巨人入団。今季は88試合で打率.242、4本塁打26打点をマークした。捕手での先発試合数は岸田が72で小林誠司が36、大城卓三は34。盗塁阻止率.475はリーグ1位だった。
1位入団の鍬原拓也投手は今季限りで現役引退した。北陸高、中大を経て巨人入りし、2022年には自己最多の49試合に48試合に登板し、3勝13ホールドをマークした。昨年オフに巨人を戦力外となり、ソフトバンクと育成契約も支配下復帰はならなかった。オフに通算4度目の戦力外となり、引退を決断した。
3位は大城卓三捕手。東海大相模、東海大、NTT西日本を経て入団した。強打の捕手として2020、2023年にベストナインを受賞。2023年WBCには侍ジャパンの一員として優勝に貢献した。今季は96試合で打率.254、3本塁打に終わった。先発出場は捕手が34試合で、一塁が38試合、指名打者が5試合だった。
4位の北村拓己内野手(亜大)は2023年現役ドラフトでヤクルトへ。今季は48試合で打率.125だった。5位の田中俊太内野手(日立製作所)は2020年オフ、FA移籍した梶谷隆幸外野手の人的補償でDeNAへ。昨年オフに戦力外となり、今季2軍に参入したオイシックスでプレー。108試合で打率.259、1本塁打だった。
6位の若林晃弘内野手(ENEOS)は今年3月に日本ハムへトレード移籍。故障の影響もあり今季の1軍出場はなかった。7位の村上海斗外野手(奈良学園大)2020年オフに戦力外。8位の湯浅大内野手(健大高崎)は今季19試合に出場した。
育成では8選手が指名されたが、NPBでプレーしている選手はいない。6年の月日を経て分かれた明暗。現役選手は来季、どんな活躍を見せてくれるだろうか。
(Full-Count編集部)