ヤクルトの山野太一投手が6日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円増の1400万円(金額は推定)でサインした。「中継ぎも経験して先発も10試合やらせてもらって自分の足りない部分がすごく明確に見えたシーズンだった」と振り返った。
4年目の今季は自己最多となる14試合に登板し3勝4敗。「決め球で厳しくいけない。コントロールのなさだったりボールの威力がイニングの中盤からだいぶ落ちてくるのでスタミナが今後は課題」と自身の投球を分析。一方で、シーズン最終戦では先発を務め「真っすぐの強さも戻ってきて、空振りが取れたり、去年から磨いてきたフォークで三振が取れた」と収穫もあった。「ジャイアンツの岡本(和真)さんが『球の力強さとかすごいある。なんで勝ってないのが不思議』と言っていたらしくてすごくうれしかったです」とほほえんだ。
金額について球団からは「来年の期待料をたくさんこめたと言われました。本当はこんなに上がらないけど増やしておいたと言われました」と笑顔で明かした。自主トレは神宮球場や戸田で行う予定。来季に向け「20試合以上は先発したい。1年間ローテーションしっかり守りたいと思っています」と力を込めた。
