全国的に感染が拡大しているインフルエンザ。イベントごとも増えてくる年末年始に「絶対に感染できない人たち」は、どのように対策しているのでしょうか。

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12月24日はクリスマス・イブ。年に一度の大事な日なのに…

「友達がインフルエンザにかかって“キャンセル”になってごめんね〜と」

年末のにぎわいを見せる東京・上野のアメ横商店街でも…

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アメ横志村商店　吉田正寿さん

「はやりものは好きだけど、インフルエンザは困る。（年末は）一番のイベントだから。これ逃したら年越せないので」

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お出かけが増える年末年始、全国でインフルエンザが爆発的に広がっています。千葉市にある「東京ビジネスクニック」では…

患者

「きのうの夜から発熱が出て、それと寒気と倦怠（けんたい）感が出ている」

クリニックのスタッフ

「周りにコロナ・インフルの人いますか？」

患者

「インフルがそこそこいます」

クリニックのスタッフ

「検査のご希望ありますか？」

患者

「もう両方できるやつ、やっちゃってください」

検査の結果は「コロナは陰性で、インフルエンザはA型が陽性」でした。このクリニックでは、発熱外来を受診する患者の半数以上がインフルエンザ「陽性」と診断されたといいます。

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12月に入り急増している「インフルエンザ」。1医療機関当たりの患者数は19.06人と、前の週の倍以上に。40の都道府県で「注意報」レベルとなり、大分県と福岡県は30人を超える警報レベルの流行となっています。

しかし、医師は…

東京ビジネスクリニック　内藤祥医師

「今回は流行の開始が半月ほど早い。それを考えると12月の末から1月の中旬くらいがピークになると予想」

年末年始頃がピークとなる可能性を指摘しているのです。

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今年は“奇跡の9連休”。にぎわいを見せる東京・上野のアメ横では、お客さんも店員さんもマスクをしている姿が見られました。

アメ横志村商店　志村勝久さん

「しょうがないんですよね。本当は声が通る、（マスクが）ない方が。かきいれ時なので、自分が休むと迷惑かかっちゃう。絶対休めない」

絶対に、インフルエンザにかかれない事情を抱える人たちもいます。

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東京・江東区の亀戸天神社では…

父（40代）

「娘の高校受験の祈願。1月ですね」

高校受験（14歳）

「病気とかならないように、合格できるようにお願いしたい」

まるで“コロナ禍”のような光景も復活しています。横浜市の居酒屋では、食べる時以外はマスクをつける“マスク会食”をするお客さんがいました。

“マスク会食”する客

「やっぱり周りに多いので、インフルエンザとか。自分も気をつけないとと思って」

受験生たちが“ラストスパート”をかける東京・荒川区の学習塾では、“コロナ禍”の時に使っていた「アクリル板」を復活。

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しかし、久しぶりだったためか、アクリル板に触れてしまい倒れてしまうハプニングも。入り口に非接触の体温計を設置するなど、対策を強化していました。

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多くの医療機関が休みに入る“最大9連休”の年末年始。特に大事な用事がある人は…

東京ビジネスクリニック　内藤祥医師

「今の時期からでもワクチンを受けることで、年末年始の感染の予防、また、もしくはかかってしまっても重症を防ぐことができる」

予防接種も検討しつつ、マスクや手洗いなど基本的な感染対策を呼びかけています。