カザフスタン アゼルバイジャン航空の旅客機墜落 70人近く搭乗 | NHK

中央アジアのカザフスタン西部で25日、70人近くを乗せた旅客機が空港付近で墜落し、炎上しました。カザフスタンの当局が生存者の救出活動にあたるとともに詳しい状況の確認を進めています。

ロシアの通信社などによりますと乗客乗員70人近くを乗せた旅客機が、日本時間の25日午後、カザフスタン西部の中心都市アクタウの空港付近で墜落し、炎上しました。旅客機を運航していたアゼルバイジャン航空によりますと、旅客機はブラジルのエンブラエル社が製造した「エンブラエル190型」機でアクタウからおよそ3キロの地点に緊急着陸したということです。アゼルバイジャンの通信社によりますと、旅客機は、アゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部チェチェン共和国のグローズヌイに向かう予定でしたが、霧のため、行き先を変更していたということです。ロシアのメディアは、カザフスタンの非常事態省の情報として少なくとも12人の生存が確認され、病院で治療を受けていると伝えています。カザフスタンの当局が生存者の救出活動にあたるとともに詳しい状況の確認を進めています。

カザフスタンのネットメディア「テングリニュース」の映像では、旅客機が墜落したあと炎が上がり、大量の黒い煙が立ち上る様子が確認できます。

アゼルバイジャン航空は「運航していたエンブラエル190型機、バクーとグロズヌイを結ぶ8243便便は、カザフスタンのアクタウからおよそ3キロの地点に緊急着陸した」とSNSに投稿しています。

ロシア国営のタス通信によりますと、カザフスタンの運輸当局は、墜落したアゼルバイジャン航空の旅客機には、アゼルバイジャン人、ロシア人、カザフスタン人それにキルギス人が搭乗していたと発表しました。この発表の中には日本人は含まれていません。

カザフスタンにある日本大使館はNHKの取材に対して「現在情報を収集している」と話しています。

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