「皮肉でパンチが効いている」星野源『紅白歌合戦』の歌唱曲を変更『ばらばら』の選曲に賞賛続々(週刊女性PRIME) – Yahoo!ニュース

星野源

12月26日、『第75回NHK紅白歌合戦』で星野源の歌唱曲目を変更すると発表した。’13年に公開され、星野も出演している映画『地獄でなぜ悪い』の主題歌で同タイトルの曲を披露予定だったが、ソロデビューアルバム『ばかのうた』に収録された『ばらばら』を弾き語りで披露するという。 【写真】オフの姿もかっこいい! MV撮影の合間に素の表情を見せる星野源 「映画『地獄でなぜ悪い』でメガホンを取ったのは、’22年に女優への性加害が報じられた園子温監督です。園監督の代表作と同じ曲名で、映画の世界観を組み込んで作られた背景があるため、“被害者への二次加害につながる”と批判が殺到していました」(音楽ライター) 同曲は星野が、くも膜下出血で倒れた闘病期に病院で作詞されたもの。「アーティストの闘病経験を経て生まれた楽曲で、いま苦しい時代を生きる方々を勇気づけてほしい」という想いから、当初歌唱曲として選ばれた。 SNS上では、 《紅白の星野源の曲目変更で朝から「は~~~~~」ってなっているんだけど、なんかマジで「何を表現した曲か」よりも「何のコンテンツの関連曲か」で曲の良し悪しを評価される時代なんだな》 と楽曲変更に納得がいかないファンも。一方で、変更した楽曲については賞賛の声が相次いでいる。 《代替曲が「ばらばら」ってのが強烈な皮肉でパンチが効いていて星野源がますます好きになった》 《一連の事象に対して謝罪や怒り、綺麗事のどれでもなく「世界はひとつになれない そのままどこかにいこう」って真っ直ぐに返せるの素敵すぎるだろ》 前出の音楽ライターは『ばらばら』を「一見、“世界はばらばらだし、それでいいんだよ”と歌っているように見えますが、“重なりあったところにたったひとつのものがある”という歌詞に哲学を感じる」と賞賛する。 「今回の騒動でいえば『地獄でなぜ悪い』を批判している人たちも、星野さんが憎いわけではなく、性加害の被害者の気持ちを考えてふさわしくないと指摘しているだけ。一方で星野さんも“勇気づけたい”からと当初選んだわけです。 星野さんと批判している側は一見ばらばらに見えますが、重なりあっている部分には“優しさ”があるんですよね。批判している人たちの気持ちもきちんと汲み取りながら、歌を通して世の中を勇気づけたいという姿勢は変えない。『ばらばら』にさまざまなメッセージが込められている部分が、賞賛されている理由だと思います」 放送前から批判が殺到している『紅白歌合戦』だが、『ばらばら』という楽曲を通して、星野の歌声が国民をひとつにしてくれるかもしれない。

週刊女性PRIME

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