ロッテの中村奨吾内野手が23日、現役ドラフトで西武に移籍した平沢大河内野手に愛のあるエールを送った。この日は、共にZOZOで自主トレを実施。来季は別のユニホームに袖を通すが、「(対戦は)楽しみですし、やっぱり自分のとこに飛んできた打球は、もう容赦なく全部捕りたいなと思いますね」と不敵な笑みを浮かべ、対戦を心待ちにした。
自身は2014年ドラフト1位で早大からロッテに入団。1年後、同じくドラフト1位で入団してきたのが仙台育英高卒の平沢大河だった。将来を嘱望された逸材の加入には当時、危機感も抱いたといい「大卒と高卒とではありましたけど、やっぱり自分が早くレギュラーを取らないといけないと思わされた時期もありました」と回顧。同じポジションを争った経験もあり、練習を共にした時間も多く、「大河とはコミュニケーションを取る機会も多かったし、可愛い後輩。入ってきた時から能力も高くて。できることなら、セカンドとショートで試合に出て、長いシーズンで戦いたかったですね」と名残惜しそうに話した。
目をかけていた後輩の新たな挑戦に、中村奨は「本人も言ってたけど、やっぱりここ最近は思うように結果が出てなかったと思うし、苦しんでたと思う。移籍することによってチャンスも生まれると思うし、またそこで頑張ってほしいなと思います」と願った。