高市早苗氏が自民党執行部を猛批判もSNSは冷ややか…大臣時代から威勢がイイのは「口」だけ|日刊ゲンダイDIGITAL

公開日:2024/12/23 13:45 更新日:2024/12/23 13:45

総務省の行政文書は本物だったけれど…(C)日刊ゲンダイ

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《いやいや、酷いどころか大甘処分だったでしょう》《言いたいことがあるなら、石破首相に直談判すればいいのでは》ーー。肯定派よりも否定的な意見がネット上で拡散しているのが、自民党高市早苗元政調会長(63)の発言だ。

高市氏は20日発売の「月刊Hanada」掲載のインタビュー記事に登場し、先の衆院選を巡る党執行部の対応を猛批判。派閥の裏金問題に関係した候補の一部を非公認としたことについて触れると、「とんでもなくひどい話だ。最もやってはならないことだ」と言い、「自ら不記載の問題を選挙の主要争点にしてしまった。極めて残念だった」との持論を展開したのだ。

だが、政治資金収支報告書に2728万円もの不記載が発覚した萩生田光一議員(61)を始め、非公認とされた裏金議員の政党支部にも公認候補と同額の2000万円が党本部から振り込まれていたわけで、「とんでもなくひどい話」とは言えないのではないか。

むしろ、有権者を欺く非公認を装った裏公認の動きとして、党執行部の対応は《これ以上にないほどの緩い処分》《本来は裏金候補全員が非公認になるはずなのに、いい加減な処分》と国民から問題視する声が上がっていた。

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公開日:2024/12/23 13:45 更新日:2024/12/23 13:45

総務省の行政文書は本物だったけれど…(C)日刊ゲンダイ

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■経済安全保障担当相時代、総務省の行政文書を「捏造」と繰り返し主張していたが…

高市氏はまた、石破茂首相(67)の政権運営について「所信表明演説を聞いても、残念なことに新たに何をなさりたいのかが見えてこなかった」と指摘。「師」と仰ぐ故・安倍晋三元首相譲りの“ケンカ論法”で石破氏を挑発するかのような発言をしていたのだが、SNS上の投稿を見る限り、高市氏に同調する意見はそれほど多くないようだ。

高市氏と言えば、経済安全保障担当相時代、放送法の解釈を巡る総務省の資料に記載された自身にかかわる記述の内容について、「不正確で捏造」と繰り返し主張。国会質疑で「捏造文書」との主張が誤りだった場合に辞職するかを野党議員から問われると、語気を強めて「結構ですよ」と啖呵を切ったにもかかわらず、その後、同省の行政文書と確認されても知らん顔のままだった。 《威勢のいいのは言葉だけ》《旧安倍派に恩を売っているのか知らないが、裏金事件を酷い話と強く思っているのは国民の方だよ》《裏金問題を擁護して執行部を批判するなら離党したら?で、旧安倍派議員らと裏金党を作ればいい》ーー。SNSは冷ややかな意見ばかりだ。

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